サラレコードの本が出ました

サラレコードに関するものとしては初めてになるPopkissというタイトルの本が、大御所Bloomsburyより出版されました。えらいところから出たなあーってびっくりしたんですけど、それだけファンが多いっていうことですよね。インディーポップは後追いのファンもたくさんいるし、当時生まれてなかった人達にまで聴かれてるって正直すごいなあと思います。本 は先日、少し遅めの誕生日祝いにいただいたんですけどね、それが何歳のっていうことを考えただけでも、私がサラのマットとクレアと親しくし始めたのがまだ 10代の終わり頃だったから、ううーすごい昔!(笑)こういう本が出てもおかしくないんですよね、もう歴史の1ページなんだからー。

 

な んかすごいこれ言うの恥ずかしいんですけど、私の名前も触れてありました。ひとつはこのカラーページの私の撮ったさくらんぼの写真に添えてあったので、旦 那さんが見つけてくれた時はすごくうれしかったです。ただしその旦那さんが文章内の私の肩書きが『サラファンの山内章子』であることも気づいたので、それ 以来セーラファン〜(サラって英語読みはセーラなので)とからかわれてます(泣)

 

せっ かくなのに、そこだけちょっと残念です。だってあの当時は、私はファンジンライターとしてサラを始める前のマットとクレアと交流してたし、撮った写真を 送ってジャケに使ってもらえるようになったのもそういういきさつからだったので。私が書いてたファンジンはマット達がやっていたSha-la-laレー ベルのフレキシをつけさせてもらえたし(けっこう重要ポイントなんですよそれって)、その辺は当時のシーンを知らない方にはうまく伝わらないかもしれない けど、私にとってあのシーンにファンジンライターとして参加していたことはとても重要なんです。だからサラを語る上では、『ファンジンライターの山内章子』と呼んでもらいたかったなって思いました。もちろん、かなりの人数が出てくる中の脇役なのでそこまで調べきれなかったでしょうし、そこまで期待する方 が間違ってるとは思うけど、せめて安直な『サラファン』なんて、知らないから適当におさめとこう的な呼び方はしてくれない方がよかったなー。しかも、二カ 所で全く同じ記述だもの。

 

こういう本は日本語翻訳版を出してくれる出版社もきっとないだろうと思うけど、もし出るんならその時は『ファンジンライターでSugarfrostレーベルの山内章子』にしていただきたいなあ〜なんてね。